詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜が またひとつ世界のページをめくって
まだまっさらな新しい 一日をそこに描く
最初の一歩で どこまでやれるかな
まだ知らないことばかりだ
まだ見えないものばかりだ
夜明けに間に合うように 自転車を走らせる
擦りきれそうなほど タイヤは アスファルトを擦る
生まれ変わるよ おざなりの日々も
どうかしている そう思ったときから
多分僕は昨日より
少しだけ 新しい
空を飛ぶための 羽がないのなら
足で稼ぐさ 夢までの距離を
あきらめないことでまだしがみついてる
今にも千切れそうな縄にかじりついている
夜明けに 射した光が街を照らし出す
海沿いを地平線に沿って走る
生まれ変わるよ せめて強がれる自分に
つかみたい夢がある そう思ったときから
世界は広がって僕に少し近づいた
すり減らした靴
やり場のない思いを踏んづけていた
少しやさぐれた心も
生まれ変わる ここから
夜明けに間に合うように 自転車を走らせる
擦りきれそうなほど タイヤは アスファルトを擦る
生まれ変わるよ おざなりの日々も
どうかしている そう思ったときから
多分僕は昨日より
少しだけ 新しい
世界は広がって僕に少し近づいた。