少しの悲しみなら 笑い飛ばしてしまえばそれでまるでなかったように話せるのに夜の帳はこの街にそっと降りてきて忘れた痛みを思い出させるよささやくように つぶやくように吹いた風にさえ からかわれる始末だ出口なき 迷宮 世界は謎多き個体回る地球のメカニズムさえ解らない。
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