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どるとるの部屋


[8106] 星の花束
詩人:どるとる [投票][編集]


夜空にある星を失敬したいよ
あんなにあるんだからひとつくらい
盗んだって 神様は気づかないだろう

愛する人に届けたいのさ
とびっきりのプレゼント
寝ないで書いたラブレター
お金じゃ買えない代物だ

いくつものきらめく言葉を
束ねて つくる花束を空に放とう

流れ星が雨のように降り注ぐ夜には
どんな奇跡だって起きそうな気がするよ
月は誰を照らすためのスポットライトだ
僕は モデルにでもなった気分だ
光を浴びてポーズを決めて

ダンスは苦手さ ステップ踏めない
それでも交わしたいの情熱のタンゴ
指を絡めて 止まらない鼓動を
抱きしめてしまえばあとはなすがまま

色とりどりの傘を 放り投げて
僕らは描く 空の上から見える地上絵

自由すぎる 僕のハート誰か止めてよ
終わらない夜 ロマンスを着飾ってる

夜明けは まだ来ない
魔法はまだ続くよ
きりもなくあふれるため息は
忘れたふりで 知らんぷりすればいい

いくつものきらめく言葉を
束ねて つくる花束を空に放とう

流れ星が雨のように降り注ぐ夜には
どんな奇跡だって起きそうな気がするよ。

2016/07/29 (Fri)

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