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どるとるの部屋


[8131] 家路
詩人:どるとる [投票][編集]


駅前通りは 人であふれ賑やかに
ふいの隙を突かれ人恋しさに こがれた

寂しさを ひけらかして 涙を見せるなんて
みっともないよと 強がった 昨日の僕

遠ざかってく 誰かの影が 坂道の頂上で
さよならと手を振った

燃えるような空の色が炎を上げて
景色を ぼんやりと浮かばせている

切なさは 少しだけ優しさに似ていた
それだけを伝えたくて 家路を急ぐ。

2016/08/04 (Thu)

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