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どるとるの部屋


[8133] 夜明けまえ
詩人:どるとる [投票][編集]


このレールの先を辿っていったら
知らない街まで行けるだろうか

僕を知る人なんて誰もいないような
場所へ行きたくて飛び乗る電車

鞄には ささやかな荷物だけ詰め込んで
僕は行く 名前のない気持ち抱きしめて

夜明けまえの空を 飛ぶ鳥の群れを背に
見慣れた街が 遠ざかるのを眺めながら

イメージを胸の中で膨らましていた
昨日よりずっと退屈しない日々になる。

2016/08/05 (Fri)

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