ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 歩いていこう

どるとるの部屋


[8184] 歩いていこう
詩人:どるとる [投票][編集]


踏み出そうって思ったその時がスタート
歩いていこう 気ままな風に誘われて

吹けば消えるような思いだけど
なんとなくいつからか宝物になってる

かざした手のひら 当たり前にあるすべて
手を伸ばせばふれられる距離にいる

何色なのかわからない気持ち抱いて
涙浮かべて 泣いたあの日を忘れない

ひとつひとつが ちゃんと思い出になる
僕を呼ぶ声を 見失わないようにとらえて

左利きの器用な君が右手で描いてる
夢はいつか それなりに輝くだろう

ページをめくる指先が 連れてくる
明日は 昨日とは少し勝手が違うんだよ

花にはいろんなメッセージがあるように
僕らは誰だって意味や理由を持っている

弱い自分を見ないように生きてきた日々
嫌いだったものが今は僕を照らしてる

よく見るといろんな形や色をしている
君の瞳に映る僕はどんなふうだろう

泣いて笑って ただそれだけで
日は暮れて 終電間近の駅のホーム
吐き出すため息の白さに冬を見つける
寂しさはいつもより優しく頬にふれる

何色なのかわからない気持ち抱いて
涙浮かべて 泣いたあの日を忘れない

ひとつひとつが ちゃんと思い出になる
僕を呼ぶ声を 見失わないようにとらえて

踏み出そうって思ったその時がスタート
歩いていこう 気ままな風に誘われて。

2016/08/24 (Wed)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -