沿線沿いのアパートで 電車の音を聞きながら夕暮れの空を 眺めては無駄に明るい歌を口ずさむ不安の 積み木が胸の中に 積み上がる明日の 見えない日々が 鉛のように重たく 胸に のし掛かるさよなら 冬の 終わりに見た白い 雪のように刻まれた 二つの足跡途中で途切れて君は 消えていく離れた手すっかり冷えてしまったよ。
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