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どるとるの部屋


[8210] アパート
詩人:どるとる [投票][編集]


沿線沿いのアパートで 電車の音を聞きながら
夕暮れの空を 眺めては
無駄に明るい歌を口ずさむ

不安の 積み木が胸の中に 積み上がる
明日の 見えない日々が 鉛のように
重たく 胸に のし掛かる

さよなら 冬の 終わりに見た
白い 雪のように
刻まれた 二つの足跡
途中で途切れて
君は 消えていく
離れた手
すっかり冷えてしまったよ。

2016/09/04 (Sun)

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