ずっと遠い昔の人が 書いた物語に僕らは没頭して 耽っている物語の中には 涙はひとつもないから笑ってるだけで 夜が明けて日が暮れる悲しみのない世界へ連れていっておくれ命なんていらないせめて 安らかな死を願うこの街に流れる時間 少しだけ止めて考えていた涙の街をあとにする。
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