詩人:どるとる | [投票][編集] |
寝床を探して 夜の闇を駆け抜ける
チェルシー 赤い首輪の金色の鈴を鳴らして
国道を流して 終わりのないしりとり
退屈紛れに どうか?何度でも振り出しから
夜空の果てまで 伸ばした ホロスコープ
月のクレーターまでくっきり見える
裸足になって あの月面を歩きたいな
冷たいのかな 温かいのかな ふれたくて
伸ばした手 冷やす 意地悪な風が 噛みついたよ
大好きで でも大嫌いな思いなんだ
情けなくて 勇敢で 孤独な 思いなんだ
描いた 放物線 瞬く間に落ちた
小さな 石ころ 夜空のプレゼント
事典や図鑑にも書いてないことは
自分の目と耳で 確かめればいいや
まだ見ない宇宙の友達もできたらいいな
笑われるかな 笑われたってこの際いいや
ずっと大人になっても捨てないで とっておこう
僕も猫になって 夜の闇を駆け抜ける
風を切って 荷物なんて持たないで
計算なんか 最早何の役にも立たないや
磁石が示す方とは逆に行くのも手だ
夜空の果てまで 伸ばした ホロスコープ
月のクレーターまでくっきり見える
裸足になって あの月面を歩きたいな
冷たいのかな 温かいのかな ふれたくて
伸ばした手 冷やす 意地悪な風が 噛みついたよ
感覚をなくした 手が 少し赤く腫れて
遠くの街で 群れる光がざわめいた。