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どるとるの部屋


[8308] PM
詩人:どるとる [投票][編集]


夕暮れの町は 夜を待たせている
ため息をひとつ 風にくれてやる

あふれる人混みに 酔いそうになって
なぜか小説の一節を 思い出す

歩道橋の上で 落ちる夕日を眺めて
そのまま 夜が来るまで待ちぼうけ

忙しさから 少しでも抜け出せたなら
どこか遠くまで 行きたいのに

そんな時間もなく 家と会社の往復
家から帰って寝てすぐに次の日

くたくたに疲れはてるまで働いて
笑って泣いて 誰かを愛してまた愛されて。

2016/10/02 (Sun)

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