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どるとるの部屋


[8326] ひびき
詩人:どるとる [投票][編集]


歩き疲れた 体を 労るように
優しさを傷痕にあてがう
絆創膏の代わりくらいにはなるかな

暮れかけた街の 隅っこで
言葉にならない 悲しみを抱いた
重ねた手のひら
伝わるのは 理屈じゃない ぬくもり

唄うように 命をひびかせる心臓が
とくとくと 絶えず脈打ってる

明日のあなたに手紙を残すよ
膨大な知識より 血の通った 気持ち

いくらお金を出しても買えない
あなただけが知る 澄んだひびき。

2016/10/09 (Sun)

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