歩き疲れた 体を 労るように優しさを傷痕にあてがう絆創膏の代わりくらいにはなるかな暮れかけた街の 隅っこで 言葉にならない 悲しみを抱いた重ねた手のひら伝わるのは 理屈じゃない ぬくもり唄うように 命をひびかせる心臓が とくとくと 絶えず脈打ってる明日のあなたに手紙を残すよ膨大な知識より 血の通った 気持ちいくらお金を出しても買えないあなただけが知る 澄んだひびき。
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