詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜が 明けて 雲間から日射しが 差し込んで
気づいたら もう昼を回っていて
僕はあわてて 身支度を整える
鞄には 少しのお金と ありあわせの勇気を入れて
笑顔を絶やさないように 気をつけながら 行くよ
たいした 訳もなく悲しくなってみたり
ふいに脈絡もなく嬉しくなったり
簡単に 幸せにもなるし 不幸にもなる
つまりはわがままで 気まぐれなんだよ
おはようから 始まる1日が
お休みで終わる 1日が
何度 繰り返されるんだろう
この先ずっと
同じような 今日を迎えては 見送って
同じようなことで 悩んで 同じように迷って
隙あらば思い出し笑いなんかしているよ
打ちのめされながら 思い知らされながら
生きている 喜びをかみしめているんだよ
大好きな 人や大嫌いな人にも出会って
引き出しは思い出でいっぱいになって
少しは 一人で出来ることも増えたよ
物で溢れかえった 部屋の中で 欲望は尽きず まだまだ足りない
一眼レフを 構えて 写真を一枚 撮って
フレームの中に 世界を閉じ込めても
世界をまだ僕は半分も知らない
おぎゃあと 生まれた あの日
世界は僕の目にどんなふうに映っていたのだろう
考えたらきりがない
明日どうなるかわからないから
今日やりたいことはすべてやりたい
後悔がないように生きても後悔してばかりだ
自分の 小ささや 愚かさに気づかされながら
それでも 向かい風に抗って 生きてるよ
嫌々生きてる 人もいる
好きで生きてる人もいる
大半は後者かな
でも 愛する人がいる人生なら
きっと そんな人生も悪くはない
問題は 山積みだ
宿題は 何歳になってもあるんだよ
おはようで 始まる1日が
お休みで終わる1日が
また 夜明けと 共に始まる
今日はどんな日になるだろう。