詩人:どるとる | [投票][編集] |
日が暮れてしまうその前に
伝えなきゃいけないことがある
でも誰に何を 伝えればいいのだろう
下ろし立てのギターのCとGのコードで
下手くそな 声をメロディに乗せて
通りの木々の葉っぱも 散ってしまう
季節は もうじき冬を迎える
凍えてしまいそうな 手を擦りあわせて
見上げた空に 見つけた流れ星
たったひとつだけ願いが叶うなら
何を僕なら 願うだろう
「あなたに この気持ちが届いたなら」
忍ぶように 胸に秘めた淡い 恋ごころ
言葉では 伝えきれそうもないから
全部は 言い切らずに大切なことだけ
曖昧であやふやな 思いだから
確かに 伝えるには些か難しい
真っ白なノートのページめくって
描いた 相合い傘 君と僕の名前
窓の外に 北風が吹いて 寒そうだ
油断すると 切なさに焦がれてしまう
恋なんて 通りすぎたものだと思ってた
でも気づいたらまた恋に落ちている
手をつながれただけで 幸せになれるなんて 信じられない
小指に結ばれた赤い糸 たどれば 君がその先で僕に微笑む
出会いとは ほんの少しの小さな奇跡
縁が あれば またどこかで出会う
そういうものだと 運命が 笑うよ
見過ごせない 気持ちに気づいたなら
それはもう恋だ
凍えてしまいそうな 手を擦りあわせて
見上げた空に 見つけた流れ星
たったひとつだけ願いが叶うなら
何を僕なら 願うだろう
「あなたに この気持ちが届いたなら」
忍ぶように 胸に秘めた淡い 恋ごころ。