雨のように 降りかかった悲しみは しばらく町を濡らして足跡のように 刻まれた道しるべを 夜が追いかける誰かのせいにしたいよ 足りない 隙間を埋めながら覚えたばかりの ずるさを今こそ使って名前を呼ぶとき そこにいる 誰かにただうなずいてほしいと思う 願い 足りない汚さは悪が埋めてくれる正しさを 疑うときに僕はきっとレールを外れて 誰かと同じ人間になる。
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