詩人:どるとる | [投票][編集] |
雪が舞う 駅のホーム 改札の前あなたを待っている
寒いのを 堪えながら 手のひらを 擦りあわせて
待たせたぶんだけ あなたには たくさん
笑わせてもらうからねと 笑ってる
今夜は 素敵なクリスマス
誰もが 笑って 過ごせるはずだ
大人も子供もなく ただ楽しむために
夜は 流れて 町は浮かれている
手のひらに こぼれ落ちた白い雪は
冬がくれた小さなプレゼント
言葉まで 凍りついたように うまく 言葉にならない
一生懸命に考えたデートの行き先確かめて
あなたが笑ってるくれるように 今日が思い出になるように
25日の夜には どんな奇跡も起きそうさ
時計よ早く待ち合わせの時間になれ
光が集まって七色に輝いて町を飾る
焦らされてるのにときめいている
次の電車から降りてくる君を待ってる
たったほんの数秒が永遠にも思えた
誰もが 幸せな顔をしてると 祈ってる
子供のために ケーキを買う人
恋人に渡すプレゼントを選ぶ人
幸せそうに手を取り合い歩く老夫婦
どんな人にも同じ幸せが あるようにあの星に 願うよ
大人も子供もなく ただ楽しむために
夜は 流れて 町は浮かれている
手のひらに こぼれ落ちた白い雪は
冬がくれた小さなプレゼント。