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どるとるの部屋


[850] 嘘とハッピー
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


僕は何を求めて
日々生きてるのかな
時々意味もなく
思えてしまうこの時間が無意味に消えていくその様をただじっと見つめているだけで今日も過ぎたのさ

安らぎを求めても
深い眠りから覚めれば
またはじまりははじまる
望んでるわけじゃないのに外界へ続くドアは今日も明日も開かれる
あるひとつの場所にきまって向かうため

ハッピーですか?
流れるようにきこえた空耳が宙をただよい
突如 涙になって
マジックみたいに僕
の頬を伝った

ねえ 誰にも言いたくても言えないことが今 僕を苦しめているのさ
みんな一緒だとかいうつまらない言葉で束ねないで
ねえ 僕を見つめて
この涙はいつでも真実を見たり感じたままに流れるから

ハッピーですか?
もしそう聞かれたら
ハッピーですとこたえる自信はない
だから
せめて
ちょっとでも
ただ過ぎてゆく1日の中にささやかな喜びの光を見つけられるように目を凝らす

ハッピーであるはずのない日常の中
ハッピーだと嘘で塗り固められた笑顔で乗り切るかい?
僕は遠慮するさ

嫌われても
煙たがられても
ありのままの気持ちを偽らず歩くよ

ハッピーになるために
嘘 蹴飛ばして
僕は亀の速度で大地を進む

置いてゆくがいいさ
マイペースで生きるから。

2010/01/06 (Wed)

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