季節の移ろうように 花びらは色を変えあなたと出会いもう何度、春を数えたか公園通りには 膨らんだ蕾が 遠い春を待ってる優しすぎるのと あなたは 言ったでも僕はあなたが言うほど 冷たくはなれずに鼻先にふれる 甘い風雪を解かして 密やかに隠れた桜の思いに恋に似た かたちを思い描くのはきっと 偶然じゃない僕らは 明日も 待ち続ける 遠い春を。
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