詩人:どるとる | [投票][編集] |
夕暮れの街 沈む夕日と肌を突き刺す冷たい風
影に難なく追い越されて 寂しさがぐっど込み上げた
つないだ手から伝わるぬくもりは
永遠じゃないけど 永遠じゃないから
特別に思えるのかもしれないみたいだ
もっとあなたが 笑ってくれるように
ただそれだけを ずっと思いながら
ひとつまたひとつ過ぎていく年月を
指折り数えて いつの間にか歳をとって
二人は 昨日よりも少しずつ
二人らしくなっていく
そんな幸せをかみしめながら 雨の中でも 咲いていたい
めまぐるしく変わる時の中を 行く小さな舟に乗って
言葉には到底できない 気持ちなら
答え合わせはいらないね ただ お互いを思うだけだ
愛が 何かなんてわからないけれど
君が僕を思い 僕が君を思うことが
きっとそうなんだと思うんだよ
二人の間に 積もる雪は足跡を消してく
また 一からのスタートだ
スタートラインから歩き出そう
迫る 夕闇に追い付かれないように走った
この手をちゃんと 離さないでいられるかな
なんでもない ありふれた 瞬間に ふと見える 幸せは
お金でも地位でも名誉でもなく
たった一人の微笑みが くれるんだ
もっとあなたが 笑ってくれるように
ただそれだけを ずっと思いながら
ひとつまたひとつ過ぎていく年月を
指折り数えて いつの間にか歳をとって
二人は 昨日よりも少しずつ
二人らしくなっていく。