花に決まった色があるように形のないものに形を与えるには少し 心を動かさければ宛もなく 日々は流れ 道は途切れるまで果てまで続き砂煙巻き上げる 風を起こす旅人でもないのに旅を しているような目の前にある世界がいつの間にか君の全てに変わるその時 あなたは胸を張って 笑えるかなあ今にも 途切れそうな会話も 凍てつくような寒さも体を丸め眠る猫も流れる雲の 先へ物語は 急ぐだけ。
[前頁] [どるとるの部屋] [次頁]