詩人:どるとる | [投票][編集] |
他人にはどうしても言えないような気持ちが今この僕をかぎりなく1人にさせている
いつもはただの暗いだけの夜なのに今日はなぜだろう
いつもなら笑って見過ごせるさみしさがひとしお
君に会いたい
すぐに会いたい
そして抱きしめたい
渾身の愛で
孤独なんて毛虫のようにさ 忌み嫌われてるけれど
僕にはこんなにぴったり合うものはないと苦笑いしている
どんなにさびしくても弱音なんか吐きたくなかったから
僕は何と闘っているのだろうか
まるで相手のいないシャドーボクシングみたいだ
僕だけが疲れ果ててしまって不安とか恐怖とかは 無傷でいつも笑ってる
今、どうしてるかな
今、何してるかな
気になって仕方ない
こんな気持ちは胸を焦がしてゆく
星ひとつない空をただ眺めて うつろいゆく季節もまるで無視
こんな役立たずの景色なんか 捨てちまえ
そう言われるとこの現実を見定める瞳がなぜか愛しくなる
今 僕は見ているよ
どっかにいる君と見つめ合ってるよ
眠れない夜の片隅で
君と僕は同じ夜空を見ていてそして世界のものさしの両端で生きている
数メートル昨日よりは君に近づけた
そんな気がする
今日このごろです
夢に落ちるまえに
半歩 進んで ちょっと下がる
適当な場所にテントを張り このさみしさにぴったりの楽しく馬鹿げた夢を眺めるよ
夜空の遠く君の笑顔が浮かぶ
今度 いつ会えるかな
楽しみだな 会う予定すらないけど…
君に会いたいな
すぐに会いたいよ
そして抱きしめたい
強くもっと強く
今、どうしてる…何してるかな
なんて…独り言さ
僕の知らない真夜中に太陽は地球の周りを一生懸命回るかして朝に間に合うようにと ほら 予定を狂わせず昇るんだよ
朝寝坊してくれとたまには思うけれど
君に会えないくらいなら会えないさみしさ 紛らすために忙しくしていたい僕なのさ。