詩人:どるとる | [投票][編集] |
行き先なんて決めてないから 僕は当然迷う
目的地なんて当然ないから 生まれてきたって言ったってすぐには把握できない
大人になった今でさえわからないことが多すぎるのにあのころの僕に何がわかるというのだろう
この不思議な時間の中で生まれる新しい1日がまた今日も僕を出迎える
まばゆい朝陽がこの僕を照らしたから
暗い夜にこの僕がおそれないように月が照らしたから
僕はこわくないさ
神様のせめてもの優しさなのかな
わからないけれど
胸にくる感動
波のように押しては引いてゆく 時間
ほらまた夜明けとともに 僕の1日のスケジュールが出来上がる
そんな台本みたいなものの通りに 行くわけもないというのに僕はなぜか几帳面になる
今 見てる景色はまるでよくできた夢だこと
そんなふうに思ってはまた僕は夢にさらわれて 気づけばベッドの上でアクビしながら伸びをする
今が全て夢でも
幸せな夢だということに変わりはない
だから僕は笑うし人を 愛せる
こんな時間をありがとう
悲しみさえ余計には思わないよ
なんてね 今日も何ひとつ肝心なことはわからないけど 笑ってる
不用心な心 開けっ放し
それでも 今はどうぞご自由に見てねって感じで生きれる
ああ緑色の風が心まで包むよ。