詩人:どるとる | [投票][編集] |
気づけば今日も日が暮れてオレンジ色の空 見つめていたら
いつの間にか 知らないうちにさ 星の光照らす 夜になっていた
まだやりたいことがあるから時間を戻してよ
なんてこと言えないね
言っちゃいけないね
みんなそれぞれに与えられた時間は同じ
その切なさも同じ
だから日が暮れたなら誰もが帰るのさ
大人になっても帰りたいものさ
今日も夕日見つめてる僕の目に光る涙
切なさがあふれる
こみ上げる感情は
まるで言い表せないから
100%の努力と残りの閃きでのりきったような1日に思うことなんてただいつも時間が経つのが早いってそれだけさ
嫌なことしてるときはやたら長く感じる時間も嘘のように笑っていられるような時間だけ早く感じるよ
でも なんだかんだで日が暮れたら涙も乾いているのさ
明日も沈みゆく夕日にさよなら言って
頑張った自分を少しほめて また明日にそなえて体力を温存するために眠ろう
そうやっていつの日か終わる時にたまってたものすべてため息みたいにして吐き出しめいっぱい笑えるような日々を歩いてゆけたら幸せだ
あしどりは決してかるくはないけれど
人生も順調だとはおせじにもいえないけど
ただひとつ思うのさ
こうして今生きていることを思えばこれ以上幸せなことはないな
悲しみ降るこの世界でたまに笑えることがどれだけ幸せなのか 考えたら気づいたんだ
ほら こうしているあいだにも時間はどんどん過ぎていって
カラスも巣に帰り
やがて夜が街をのみこんで 僕らも夜の腹の中
明かりを頼りにしなくちゃ歩けなくなるくらい暗いの夜だから
涙はもう しまって
今度は泣いたぶん
笑いましょう
理由なんてなんだっていいのさ
とにかく 落ち込んだ自分を励ませられれば
慰められればいいから
夜空に光ってる月におやすみ言って
傷つき 病んだ 心に慰めの言葉ひとつもくれてやろう。