詩人:orangest | [投票][編集] |
道端に咲いてた
名前も知らない小さな花
やがて散り往く運命を
知っているはずなのに
雨にも負けないくらい
誇らしげにたたずんでる
僕は何時の間にか
笑顔溢れてた
あの日小さな僕の瞳には
何が映っていた?
きっといつも傷付け合う
こと望んでなかった
満たされないもの感じ
限りある未来を嘆いてた
そうしていつしか
後悔ばかり重ねてたんだ
誰もが独りぼっちなんだ
一秒でも信じたいんだ
その心に宿る
優しさという奇蹟を
だから僕達は大きな夢を
描きながら歩いていこうよ
そして両手を繋いで空へ
掲げながら明日へ歌おう
何もできなくても
ただ今を精一杯生きたら
そしたら僕も誰かを
笑顔に出来るかもしれない
そうあの花のように...
そんな道の途中で泣いて
走っていく少女に出会う
精悍な顔つきで
必死で笑おうとして
求めることをし過ぎて
何か大切なものを
見失ってたのかな
涙零れてた
奪い取らなければ得れない
強さもういらない
生きる証なら確かに
ここにあると気付いたんだ
それからあの少女は
立ち上がって
僕を見つめた後
ありのままの力で
一歩づつ歩きだした
忘れていた理由じゃない
勇気だとか愛だとか
弱虫で強がりで
隠してただけなんだ
だから僕達は大きな夢を
描きながら歩いていこうよ
そして両手を繋いで空へ
掲げながら明日へ歌おう
人に笑われても
今僕は精一杯生きよう
僕にしかできないこと
誰かが待っている
というなら
そして両手を繋いで空へ
掲げながら明日へ歌おう
何もできなくても
ただ今を精一杯生きたら
そしたら僕も誰かを
笑顔に出来るかもしれない
見上げた空綺麗だった
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