ホーム > 詩人の部屋 > orangestの部屋 > CELESTIAL

orangestの部屋


[10] CELESTIAL
詩人:orangest [投票][編集]

青く澄み渡る天に
揺れる心溶けてしまいそう
過ぎ去る夏の終わりの
海はただ波が寄せて返す

遠い昔の時代に
何を失い何を見つけた
裸足で歩く砂浜
確かに君を感じていた

ほら遠くに街が見えるよ
ぎゅっと強く手を握った

巡りめく季節に
色褪せる事無く
蘇る思い出達が
そっと騒めきだす

どうしようもできない
出来事もあるけど
逃げないで立ち向かう
この勇気をくれたよ


一度は消えかけた
あの夢の破片が微かに光り
どんなに小さくたって
風の中でも照らし続けるよ

不安を抱いて辿り着いた
場所で君が笑ってた

あれから僕らは幾つもの
同じ景色を
見てきたんだろう
奇跡でも運命でもよかった

いつかは必ず別れゆく
日もくるけれど
ただ今を永遠といえたら
君に笑っていてほしい


巡りめく季節に
色褪せる事無く
蘇る思い出達が
そっと騒めきだす

見上げた大天は
どこまでも広がり
何がその先にあるとしても
僕は歩いていこう

2007/11/02 (Fri)

前頁] [orangestの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -