詩人:琴音 | [投票][編集] |
ほら、また君は泣くのでしょう
赤いソレを見つめて微笑み
現実に引き戻されればまた喚く
離さない って 離れない って
僕は必ず抱きしめてあやす
あやしたいのに
実際は君の体をすり抜ける
ふと。
目の前の鏡 僕の姿は無く…
そう、君が泣き喚く理由。
詩人:琴音 | [投票][編集] |
憧れ君は人工遺伝子
言葉巧みに心をさらう
薄暗い個室で異様に光る箱
四十九日見つめては頬を染め
必死にキーを叩きます。
憧れ君は人工遺伝子
嗚呼 触れる事の出来ぬ恋
傷を教えてくれない君を
諦めるなんて無理なはなし
詩人:琴音 | [投票][編集] |
浅い波が素足を冷やせば
感傷的な気持ちになって
不意に頬が湿りだす。
握った指輪 今日も手放せず
二度と逢えぬ貴女を想う。
青く 青く 僕を導き
深い所に沈めてくれないか