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Rayの部屋  〜 投稿順表示 〜


[67] 僕と君とあいつA
詩人:Ray [投票][編集]

愛という気持ちを
知らずにいた僕



あいつに聞くと
『私にもわからない』と言っていた。


君と離れた僕は
いつだって君のことを
考えていて


最後に見た笑顔が
ずっと忘れられないでいる。



あいつは いつだって笑っている


僕も 一緒に笑う。


それが ただ単純に
楽しくて 嬉しくて


生きていて良かったって

初めて思った。



君を想う気持ちも

あいつを大事に思う気持ちも


どちらも 僕には
大切で


どちらが「愛」で
「愛じゃない」かなんて

僕にはわからない。

知りたくないから


ただ僕は

君にも あいつにも
幸せでいてほしいと願う。



君がもう決して
涙を流すことのないように

あいつがいつでも
笑っていられるように



僕が飛び出した世界には
確かに

「自分」が存在する証があった


だから今度は

幸せのかけらを
探しに行きたい。


そしたら君とあいつに
それを届けようと思う。

きっと見つかるから

探し出した そのときには


あいつに そして君に


届けに行くよ



そしたら3人で

笑って話をしよう。


ずっとずっと
「幸せ」に生きよう。



そうすればきっと
「愛」のかたちも
わかるはずだよね。





2004/09/26 (Sun)

[68] 僕と君とあいつB
詩人:Ray [投票][編集]

月日が流れて

執拗に『君に会いたい』と 願うようになった。


こないだ
あいつが泣いていた


「自分」の道に迷って
『どうしたらいいのかわからない』と涙を流しながら呟いていた


僕は そんなあいつの隣で
慰めの言葉をかけることも
一緒に泣くことも出来ずに


ただ ずっと泣いているあいつを見てた



僕が 暗闇の中にいたとき

あいつは叱るように
『何やってんの』と言って 笑った



それを思い出して
僕は 同じように
あいつを叱った

『涙はお前らしくない』と言ってやった


するとあいつは
涙をたくさん溜めた瞳で

驚いたように 僕を見て


そして笑った。

『あんたが叱るのも、らしくないよ』と笑ったんだ。


いつものあいつに戻ったと 僕は嬉しくて
一緒に笑った。


僕は あいつの笑顔が
大好きで

それからは

あいつの笑顔を作るのが

いつも 僕であったならと 願うようになった。


そんなあいつと同じ位

大切に想う君だから


君の笑顔も

僕が作りたい。



最後に見せたあの笑顔

今度会ったときには
飽きるほどに
見せてほしい


いつも笑顔でいる
あいつみたいに。


涙はもう
いらないから





2004/09/26 (Sun)

[69] 僕とあいつ
詩人:Ray [投票][編集]

僕とあいつは
いつも一緒で

抱き合うでもなく

ずっと一緒で
ずっと笑っていた。


ときにあいつが
どこか寂しそうな横顔を見せると


僕は不安になり
どうしたのかと問う


するとあいつは
胸のうちを明かして

僕にぶつけてくる


僕もまた 同じように
寂しかったり不安で恐かったりしたときには

あいつに胸のうちを明かして

あいつにぶつける。



そうして僕らは
強くなり
最後にはまた一緒に笑う。



それが僕には
何よりも幸せだった。

あいつも同じだと僕は思っていた。




そして 突然訪れた
別れ。


あいつは故郷に帰ると言った



そういえば 僕らは
何のため一緒にいたのだろうと
僕はそのとき考えた


答えが 意味が
その場で見つからずに

僕はただ 戸惑っているばかりだった



そんな僕に
あいつは言った。


『あんたといて、確かに私は幸せだったよ』と。

精一杯の笑顔で『ありがとう』と。



それを聞いて
そんなあいつを見て

僕は言った


『泣いていいんだよ』と。


その言葉に
あいつは驚いて

そして

声を張り上げ 叫び
泣いた。



僕も一緒に 思い切り泣いた。


いつも一緒に笑っていた僕らだったけど
そのときは
一緒に声をあげて
ひたすら泣いた。

そして強く抱き締め合った



最後まで あいつは泣いていた。


いつもの笑顔が思い出せなくなるほど
ずっとずっと泣いていた

僕もあいつも
『さよなら』は言わなかった

必要がないと 思ったから


お互いに
何処にいようと
何をしてようと

繋がっていると
信じていたから



あいつと一緒にいた日々は

決して無駄じゃなかった

無意味なわけはなかった


幸せを探しに生きた僕は

あいつとの間に

いつからか

幸せを見付けだしていたんだ。。。






2004/09/26 (Sun)

[70] 僕と君
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「幸せ」を見付けて
あいつと別れた僕は


涙を拭って

君に会いに行こうと思った。


あいつとの別れは
哀しかったけど

決して寂しくはなかった

それはきっと あいつも同じ。


僕らはもう
寂しさに負けるほど
弱くはない



あいつは僕に
たくさんの笑顔と勇気と幸せをくれたから


僕もまた
あいつがくれたように
君に
笑顔と勇気と幸せを
あげたいと強く思った。

今までは あいつとずっと一緒にいた僕だったけど

これからは 君とずっと一緒にいたい。


都合が良くて
勝手すぎるかもしれないけど

ただ僕は 素直に
そう願った。



そうして 戻った
君のいる場所



君はいた。


最後に見た笑顔と
変わらない笑顔で

僕を迎えてくれた



そして『おかえりなさい』と僕に言った。




僕らはその日
たくさんの話をして

君は
『あなたのこと、忘れたことなかったよ』と
微笑んだ。


僕は嬉しくて
『僕も』と言った。



君はずっとずっと笑っていたね。

あの頃の泣いている君じゃなかった。


嬉しかった
その笑顔がずっと愛おしかったから


だけど

何故だろう。



僕はそんな君の隣


寂しい気持ちで
胸がいっぱいだった。





2004/09/26 (Sun)

[71] 僕と君A
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僕は君に問いかけた。
「愛の意味を知っているか」と。


君は ほんの少し考えてから
『大切に想う気持ちだよ』と答えた。

続けて
『でも、繋がることは少ないのが寂しい』と言った。


僕はわからなかった

理解が追い付かなかった。



あいつと僕は いつでも繋がっていると
僕は思っている

けど それが
果たして「愛」なのか

僕には どう考えても
わからなかった




そうして考えた
「僕と君」

僕と君は 繋がっている?


川辺ではしゃぐ
無邪気な君を見て

その愛おしい笑顔を眺めながら

僕はずっと
君への気持ちの名前を

探していた。


僕は君を 確かに
大切に想っている



だけど

それに対して君は

どんな風に
僕のことを 想っているんだろう?





2004/09/26 (Sun)

[72] 僕と君B
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君は言った

『私はあなたをとても大切に想うけど、でもそれ以上に、私には愛してる人がいるから』と。



僕は ただ漠然として
頷いた。



その夜
僕たちは別れて

君は『またね』と言って


愛する人のところへ行った



あいつの隣にいた日々も

いつも君のことを
考えていた僕。



でもそれは
「繋がり」じゃなくて・・・・



愛する人の隣で
幸せそうに 笑う君



幸せを 君にあげたくて
探していた僕だったけど


君は僕じゃない
他の人から

笑顔と勇気と幸せを
すでに 受け取っていて


「君がいるから僕がいる」

でも

「僕がいるから君がいる」

ではなかったんだ。





2004/09/26 (Sun)

[73] 
詩人:Ray [投票][編集]

「愛」を知りたくて

「愛」が欲しくて




僕は一人 歩き出した



君は「繋がることが少なくて寂しい」のが愛だと言っていた



僕は寂しかった


君が離れて

誰も居なくて

とてもとても寂しかった



それは 何故なのか

僕が愛するのは 誰なのか



一人で歩き出した

からっぽの僕


そして

そんな僕の前に現れたのは・・・・






2004/09/26 (Sun)

[74] 僕と・・・
詩人:Ray [投票][編集]

一人の少女が居た。


川べりで きらきら光る水面を見つめながら

小さくうずくまっていた


その少女は

泣いているようだった



僕は まさかと思いながら
その少女に近寄った



隣に座り 僕も
じっと水面を見つめた。


隣の少女は 呟いた


『愛ってなんだかよくわからないけど
でも私 ただ、寂しい』


僕は『僕もだ。』と言った

少女はやっぱり泣いていた。



『会いたいとか幸せにしたいとか、一緒に居たら楽しいとか
そういう気持ちだけじゃダメなのかな。』

『離れたら 寂しくて
私は強いはずなのに
寂しくて寂しくて
私じゃないみたいだった。』


そう あいつは僕に言ったんだ。



『それが、愛…?』


僕が言うと


少女は顔を上げて

泣き腫らした瞳で

僕を見た。



『寂しかった。寂しかったよ。あんたが居ないと、私無理。』


少女を抱き締め

僕は言った。



『きっと僕は お前を
愛してる。
きっとお前も 僕を愛してる。』



あいつと僕は
確かに繋がっていた


どんなに遠く離れていても

僕らの心は ずっと近くにあった



繋がることが難しいのが愛。

寂しくてやりきれないのが愛。


気付けば

僕らはずっとずっと
愛し合っていたんだね。

幸せに生きるために
一緒にいたんだね。


ずっと笑いながら
ときに涙を流しながら



僕と、あいつ


また二人で

歩き出した。





2004/09/26 (Sun)

[75] 無題 ‐完‐
詩人:Ray [投票][編集]

二人で居ると

世界が輝いて見える。


光が 何処までも
続いて見える。



「愛」のかたちは

きっと 人それぞれで



僕らは僕らのかたちで

お互いに 深く
愛し合っている



僕は ずっと隣に居る
あいつを愛する。


だけど
君のことも 大切に想う。



それぞれの 誰かに対する想いに 気持ちに

「名前」なんて
要らない。



ただ、そこには
名もなき想いがある




「愛」とは何なのか


深く 考えるたび
辿り着くのは



やっぱり 僕には
あいつが必要なんだ
って



ただ それだけのこと。



「愛してる」なんて
言えるはずもないけど


ただ僕は


ずっとずっと

あいつの隣に居たいだけ。






2004/09/27 (Mon)

[76] ひとり
詩人:Ray [投票][編集]

『ひとりは好き?』って聞かれたら

もちろん
『嫌い』って答えるけど



じゃぁ何で
あたしはいつもひとりで居るんだろう


人とつるむのを避けて
自分から溶け込もうとしないで



どうしていつも
わざと ひとりを選んでるんだろう



ひとりは嫌なのに
寂しくてたまらないのに


それなのに どうして?



こんなんじゃダメだって

十分わかってる

けど

踏み出せないのはなんで・・・??



殻を
殻を早く破りたい






2004/10/01 (Fri)
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