詩人:Ray | [投票][編集] |
いつだってそうだ。
君が笑うとき
君が泣くとき
それはいつも
僕のおかげじゃなくて
君が笑うのも
君が泣くのも
いつも
あいつのせいだ。
わかってるんだ。
君には
いつだって
あいつしかいないこと。
あいつも笑ってたよ。
君の笑顔が可愛いって、笑ってたよ。
あいつも泣いてたよ。
男のくせに、情けないよなって、泣いてたよ。
いつだってそうだ。
君の想いも、
あいつの気持ちも、
悪いけど
僕がいちばんよく知ってると思う。
君が笑うとき
君が泣くとき
ごめんね
僕のおかげじゃなくても
僕はいつだって
ちょっと幸せなんだ。
あいつが笑ってても
あいつが泣いてても
ごめんね
僕はいつだって
それを君には知らせない。
ずるいのはわかってる
でも
ごめんね。
それぐらい僕は
君のおかげで笑ったり泣いたりしてること
いつだって君に気づいてほしいから。
いつだってそうだ。
僕はこんなに
君のことが好きなんだ。
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僕の体は いつだって 熱を持つ。
君の隣にいるとき。
君に触れた手。
君の頭を撫でる手。
君を抱きしめる腕。
君の名前を呼ぶ喉。
君と歩幅を合わせる脚。
君のことを考える 僕の頭。
僕の体は いつだって 熱を持つ。
どんなに頭を抱えても
その中は
君のことばかり。
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耳を塞いだかのように
髪から肌から
手から指から
耳の奥
頭の中に真っ直ぐに届く
こんなふうに人の気持ち
あなたの想いも
真っ直ぐに
あたしに
届いたらいいのに
『桜が咲くよ』
『今日は何時に帰るの?』
そんなふうに
届けたい声が沢山ある
凍える指先
流れてく煙
二人の 今と未来
あなたと一緒に迎えたら
どんな形だったんだろう
言葉も
心も
愛情も
あなたとだったら
どんな意味を持ったんだろう
切ない想いに胸が痛む
人を哀しませるとは
こんなにも悔しかった。
『また会いたい』
まるで
耳を塞いだかのように
このまま
誰の声をも
聞こえなくなればいい。
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『声が聴きたい。』
『顔が見たい。』
『会いたい。』
『触れたい。』
『今 何してるのかな。』
『メールしようかな。
電話してもいいかな?』
あたしは いま
恋をしてて
あなたを 想うだけで
こんなにも
せつなくなって
苦しくなって
胸がいたむ。
あなたが
好き。
ただ それだけで
こんなにも
苦しいんだよ。
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好きと言えていたら
今頃
笑えていただろうか。
涙は
目を閉じていても
流れるということを
君を想って初めて知った。
何でもない 日常の中で
『誰かを好き』でいることが
こんなに辛いだなんて
知らなかった。
ねぇ、君。
もし 僕が
君に『好き』と伝えられていたら、
何か
変わることがあっただろうか?
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あなたが居る
その隣で
あたしは
あの子のことを 想った。
ほんとは この場所には
君と来たかったんだよって、
はしゃぐあなたの隣で
君と来ていたら
どんなにまた 幸せだったろうと、
嬉しそうに笑うあなたの前で
あたしはそんなふうに思ってた。
ごめんね、と
心の中で
あなたに謝りながら
何度も 何度も
切なさを 押し殺した。
君に内緒で
ここへ来ていること
その事実だけで
あたしの心は十分に傷んで、
その傷が化膿していくのに出来るだけ気付かないように、
あたしは
いつも通りのキスを
あなたにあげた。
『ごめんね』とあなたに囁いたら、
あなたは
『何が?』と言った
微笑みながら
『こんなに、好きになって。』
あたしが言うと
あなたは
幸せそうに 笑ってた。
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好きなのかなって
考えながら
会いに行く。
別にそんなに会いたいわけじゃないなって
たぶん会わなくても平気かなって
考えながら
会いに行く。
会って
抱き合って
キスをして
好きだよね?って
確認しながら
また抱きしめる。
目を瞑り
あの子のことを考えながら
切なさを噛み締め
また抱きしめる。
この手に余る温もりがなくなっても
あたしは生きていけるだろうか。
逃げ道を辿り
自分の中で隠した気持ちと闘いながら
またたくさんのキスをする。
ため息が出るでも
涙があふれるでもない。
あたしはあなたが好きだけど、
あなた一人ではないってこと
どう 向き合ったらいいのか、
あたしにも
わからない。
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綺麗な 色を見た。
心が透き通り
洗われるような
綺麗な 色を見た。
ぼくの心は
もう 綺麗ではなかった。
なんでこんなに
考えるんだろう。
曖昧な
『恋』の気持ちを
心から 憎む。
もしそこに
確定的な 法則があって
【何%】
【あなたの恋は本物です】
【あなたは彼をこれくらい 愛しています】
そんなふうに
診断してくれたら
どんなに 楽だろう。
綺麗な色を見て
素直に笑えない自分に
嫌気がさした。
永遠なんて
確実に無いと思い知る。
ねぇ ぼくは
いったい いつまで
きみを愛していられるだろうか?
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この瞳から
涙がこぼれるくらい
いっそのこと
ひとりになって
楽になりたいくらい
愛しくて
切なくて
苦しいくらいに
あなたのことが
好きなんだと わかった。
どうしようもない
どうにもできない
あなたは今も
こうして
あたしの隣にいてくれてるのに
たくさんの愛で
包んでくれるのに
それでも苦しい。
それでも切ない。
この気持ちを
いったい
なんて呼べばいいのかは
わからない。
ただ
計り知れない
愛 が
ここにある。