詩人:Ray | [投票][編集] |
僕の
あふれ出るこの気持ちを
いくつ言葉に換えて並べても
僕の先へ行く君には
決して 届きはしない。
どんなに
叫び 呼ぼうとも
君の見据える先に
僕は
決して 映りはしない。
君は
決して 振り返らない。
僕という過去を捨て
違う誰かとの未来へと
僕が見ていたのとは
違う 笑顔で
歩き出して行く。
まばたきをするたびに
僕の先へ行く君が
まるで
映画のように
一コマ一コマ
遠ざかっていく。
ずっと 見ていたいのに
望むのは
去り行く後ろ姿なんかじゃない。
まばたきをするたびに
僕の目に
映っていて欲しいのは
眩しい限りの
君の笑顔
僕だけに向けられる
君の笑顔
決して
僕の中から
消えることはない。