もし 今君と僕の考えてる事が同じだとしたらこんなに切ない事は無いと僕は思う。一つの言葉でガラスの空気が壊れた瞬間君は 嘘を見抜かれて焦る子供のように僕を見つめた。その瞳の奥に描かれた未来の中に僕は居ない事僕は とっくに分かっていたよ。そして 優しすぎる君がそれをずっと言い出せずにいた事も僕は とっくに気付いていたよ。出来れば愛で重なりたかった僕らの思い。それは 今哀しい涙で重なり合った。
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