詩人:Ray | [投票][編集] |
気が付けば
おとなになってた。
気が付けば
こんな場所にいた。
気が付けば
何でもない日々を送ってる自分がいた。
そんな風な人生には
絶対にしたくないと
小さい頃は
思ってた。
だけど 今
釈然として
それを感じてる僕がいる。
今日もどこかで
人々が憎み合い
争いを続けている。
ねぇ その鉄砲を
僕に向けてくれないか。
今日もどこかで
命を失って
悲しまれてる人がいるなら
その代わりに
僕の命をあげるから
争いをやめてよ。
誰かの命を奪いたいだけなら
僕の命をあげるから。
そうして
向けられた鉄砲の手前
君が仲裁に入った。
まるで ドラマのように
泣き叫びながら
君が
僕の前に立ちはだかった。
なんとまぁ
非現実的で
目覚めの悪い夢を見た。
カーテンの隙間から
真夏の陽射しが
照りつけていた。
涙が
止まらなかった。