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Rayの部屋


[339] 花火
詩人:Ray [投票][編集]

大きく打ち上がった


夜空に咲く花を見た。




瞬く間に咲いては散って、
咲いては散って、の


その繰り返し。



花は散ったのか?


それとも枯れたのか。



続々と咲く花を仰ぎながら

こんなんじゃまるっきり詩人化だな(笑)。と、

そんな風に
考えていた。




夜空に咲き、
そして消えた花は


ほんの一瞬の輝き。


だけどその一瞬で
こんなにもたくさんの人たちの心を魅了する。



僕もそんな風に成りたかった。


そんな風に
ほんの一瞬でも

僕が輝いたときがあったかなと
考えたら



余計に花が
綺麗に見えた。



かくして
一瞬で消え失せる運命であったとしても


その一瞬が輝くものであったなら



僕も ずっと
そんな風に成りたかった。


2005/08/01 (Mon)

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