詩人:Ray | [投票][編集] |
大きく打ち上がった
夜空に咲く花を見た。
瞬く間に咲いては散って、
咲いては散って、の
その繰り返し。
花は散ったのか?
それとも枯れたのか。
続々と咲く花を仰ぎながら
こんなんじゃまるっきり詩人化だな(笑)。と、
そんな風に
考えていた。
夜空に咲き、
そして消えた花は
ほんの一瞬の輝き。
だけどその一瞬で
こんなにもたくさんの人たちの心を魅了する。
僕もそんな風に成りたかった。
そんな風に
ほんの一瞬でも
僕が輝いたときがあったかなと
考えたら
余計に花が
綺麗に見えた。
かくして
一瞬で消え失せる運命であったとしても
その一瞬が輝くものであったなら
僕も ずっと
そんな風に成りたかった。