詩人:Ray | [投票][編集] |
ねぇ 君の手は
いったいそれは
何色で染められているの?
僕の手は 青色。
寒くなってきて
冷え性故に
体温は低くて
いつだって寂しくて
冷たい。
あいつの隣で
幸せそうに笑う君の手は
まさか寂しいはずもなくて
きっと
温かくて
優しい色をしているんだろう。
この僕の手の青色が
もし君の色で
変われるなら
それはそれでいいと
勝手に思っていたんだけど
君の手が繋がる先は
僕じゃなかった。
純粋な青が
このうえなく 憎い。
君の色 体温を知る
あいつが憎い。
いつか
僕のこの手の色が
青色じゃなくなるときがくるなら
新しい色は
君の色がいい。
何色でもいいよ。
僕しか知らない
僕にしか見えない、
君色。
そうして、『それ』で、
この手に願う
心温まるほどの
優しいぬくもりを