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Rayの部屋


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詩人:Ray [投票][編集]

どうして 人は

恋の辛さを十分に知っていて
学習してきたのに


また同じように
恋をしてしまうんだろうね、と


自分に問いかけて
涙した。




恋をする度に

いつも
そうやって

あたしは涙を流してきた気がする。




また 泣くんだね、って

心のどこかで

自分が笑ってる。



泣いたって
どんなに涙を流したって

現状は何も変わらないのに


それでも
涙は止まらないの。



どこまでもバカな自分の心に

ナイフを突き刺してやりたかった。



あのとき
舞い上がった自分に

あのとき
あなたの言葉に照れた自分に


勝手な未来を
想像してた自分に



そして
今でも ちょっと
『希望』を抱えてる自分に。



出来るなら
ナイフを突き刺してやりたい。




きっとこの思いは

誰にも打ち明けることのないまま


静かに
遠くへ飛んでいくんでしょうね。



それを覚悟で

あたしはまた
いつものように

あなたに会いに行く。




誰にも言えない

あたしだけの秘密。




それをずっと
癒やさるまで抱えながら


明日も
あたしはあなたの前で



いつも通り
笑うの。

2006/05/08 (Mon)

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