あなたは

なぜ

ここに辿り着いたのですか

ああたは

なぜ

生きて

いるのですか

なにも

考えず

生きるとしても

愛と感謝は

忘れずにね

死の谷に辿り着いた君でも

行く事のない僕でも

必要なのです

君との愛の日々

君と分けた１ダース

愛

喜び

楽しみ

怒り

悲しみ

感謝

君と分けた１ダース

君との愛

幾度あなたを

想った事でしょう

幾度あなたに

涙を見せたことでしょう

幾度

喧嘩して

幾度

心許して

想い続けた日は

幾度あった事でしょう

破けたジーパンで

雨の日に飛び出した

破けたジーパンで

目の前の全てを否定した

何て言うか

何て言うか

生きてる心地って

微妙な感覚です

何時間も話した友が

今は居なくなって一人

時間を気にすることもなく

一人愛読書に目をやる

横では待ち合わせの人や

涙ぐんでる人が

居たりして

心を感じて

その人になってみたり

人は

思い思い

違うのですね

読んでいたのは

金子みすず

「わたしと小鳥とすずと」

パパとママが

愛を以って

僕が生まれたらしい

今

僕は

生きているらしい

真実とはなんだ

ココロ

ココロ

重ね合う

ココロ

ココロ

触れ合わす

ココロ

ココロ

こーろころ

響いた

響いた

またたいた

僕は僕に出て

君は君に帰る

僕にとって君は

ヨリドコロになってはいないか

ヨリドコロじゃいけない

僕にとって君は

僕を現す

空間

君にとっての僕も

そうであって欲しい

自分の意識が

ひとつ

反対の意識が

ひとつ

両方合わせて

ひとつ

杭になってみる

打たれそうだ

いやだ

イヤダ

出たくない

なんて

あなたは

杭にもなりきれない

ただの

人だ

杭になる人

打ちつける人

全てが人

人

人

杭になって出ろ

打ち負けない杭に