詩人:げんどう@そうぞうか | [投票][編集] |
秋が来た
病院から見る銀杏の木
黄色く色づき始めた
不治の病
医者に告げられた
「銀杏の木の葉が全て散る頃には
僕はどうなってるのかなぁ…」
何も言えなかった…
気の利いた言葉は…何も…
また秋が来たよ
今年もあの病院の銀杏の木が
色づき始めたよ
木の葉は散ったけど
君の記憶は散らなくて
ずっと僕という木にしがみ付いているよ
しがみ付いている…いや
僕が手放したくないのかもね。
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