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[18264] 木の葉散りても

詩人:げんどう@そうぞうか

秋が来た

病院から見る銀杏の木

黄色く色づき始めた

不治の病

医者に告げられた

「銀杏の木の葉が全て散る頃には

僕はどうなってるのかなぁ…」

何も言えなかった…

気の利いた言葉は…何も…

また秋が来たよ

今年もあの病院の銀杏の木が

色づき始めたよ

木の葉は散ったけど

君の記憶は散らなくて

ずっと僕という木にしがみ付いているよ

しがみ付いている…いや

僕が手放したくないのかもね。



2004/10/14 (Thu)
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