詩人:悲 | [投票][編集] |
いつのまに僕は
自分を殺して
ムリに笑ってんだ?
きづいてほしかったんだ
僕が僕じゃないことを
どんだけ強く目をつむっても
現実
を
夢
に
変えることはできなくて
今日も雨でごまかして泣いてんだ
いつのまに僕は今日を怖がってたんだ?
明日っていう逃げ道を必死こいて探してたんだ
伝えたいな僕がここにいること
伝えたいな僕のわれた心を
こんな世界はそんな世界じゃなくて
ここの君はそこの君でもなくて
ただ1つしかないんだってこと
詩人:悲 | [投票][編集] |
ほら
母さんが笑ってる
父さんが大きな茶碗に
ご飯を山みたいに
よそってる
弟は相変わらず
こりもせず
僕にケンカを売ってくる
こんな生活が
続くなんて思ってないよ
だからこそ
こんな大好きな生活が
大嫌いで
あんな優しい母さんが
大嫌いで
遊んでくれる父さんが
大嫌いで
生意気な弟が
大嫌いなんだ
母さん
僕はアナタが
動かなくなる時
泣きながら叫ぶんだ
大嫌いだって
詩人:悲 | [投票][編集] |
あんだけの綿菓子
食べれるんだろうかなんて
思ったりしてます
あの上に乗りたいななんて
思ったりしてます
あれわ水蒸気なんだって
座ったら落ちるんだって
大人が言ってきます
誰がそう決めたなんて
百万の道を辿っても答えには辿り着かない
綿菓子わ溶け出して
僕に突き刺さった
現実と同じ冷たさでした
溶けた綿菓子わ甘くありませんでした
世の中もそんな甘くありませんでした
綿菓子が溶けた後
キレイな橋が出来上がりました
その橋は
母さんがいる所に繋がってました
母さんに会いに行こうと思います
橋に繋がる道わまだないけれど
詩人:悲 | [投票][編集] |
雨が降り出した
水たまりでカエルが水泳してる
田んぼに落ちた雨は
振動してキレイな円を描いた
周りの木々達も騒ぎ始める
君が後ろで傘を
僕は一生懸命ペダルを踏んでる
木に囲まれた坂道
もっと飛ばせと言うけれど
僕わあいにくそんな男じゃないよ
たまに見かける車をよければ
タイヤが水たまりを弾くから
それを嬉しそうに見る君
僕わそれを見て嬉しがってた
学校から君の家は遠い
その距離は幸せで
できればこっから
ブラジルでも
星にでも
行きたいな
到着だよ
君の合図で僕はペダルを止めた
元気に手を降る君を背中に
僕わまたペダルをこいだ
君の家の隣に
ずっと前に出たはずの学校が建ってたけれど