ホーム > 詩人の部屋 > gofの部屋 > ema

gofの部屋


[42] ema
詩人:gof [投票][編集]

一太刀 一雫
一和音の狭間に
過ぎる真摯さよ

エレクトロに彩られた街で
孤独なエマニエルは
ひたすら研いでいる

車の排気ガス混じりの側道雑草さんよ

人知れぬ煌めきは幾多の流星に
生を享けた名もなき命の様に
ただ そこにある

主体性よ ひたすら貫いて
迷い彷徨いながら 迷わずゆけよ
人のカタチをした僕らなら
未だに性を受けられぬ色々を
呼び起こし 名付けることが
出来るはずなのだから

2021/10/02 (Sat)

前頁] [gofの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -