詩人:キュウー | [投票][編集] |
あの時の笑顔はもう帰らない
あの日の君はもう戻らない
あの雲が君を拐って行ったんだ
あの雲が世界一周してまた僕の上に覆い被さった時
僕は雲に言ってやった
『カエセ、コノヤロウ』
でも
誰が悪いかなんてわかってる
戻らない君を想っても届かないって
上を向いても涙が溢れるのがわかった…
誰が悪いかなんてわかってる
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届かない想いを胸に抱き
今日もまた僕は眠りにつくだろう
夢の中で君は
僕の隣で優しく笑ってるから
僕のために君は優しく笑ってるから
だから辛くなんかないよ
ベンチをまたいで向かいあって座って
たわいもない会話があたりに響く
君の笑顔が好きって
心から思える瞬間
ベンチにあぐらをかいて向かいあって座り
何本も煙草の数が増える
君といるのが好きって
体中が感じる瞬間
君の笑顔は良い
君の笑顔が大好き
ってことはまだ内緒にしておこう
また今日も僕は眠りにつくから
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いくつもの景色を越えても
たどり着く場所は無いんだと
何を必要とする
求めてしまえばそれまでだと
心の叫びは響くはずもなく
時間に埋もれていく
全然違うことに気付いて
涙を流しながら
腹を抱えて笑う
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わかってる
わかってるのにな…
なんで驚いたんだろ
ショックを受けたわけじゃないけど
なんで下向くんやろ
何もしてないのに当たり前なのに
なんでだろ
勝手に幸せな未来想像してたんかな
気持ちが不安定なのにそんなことしてたんかな
なんでだろ
君が誰かを見ていること知った時
なんで驚いたんだろ…
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僕がおもいっきり投げたカーブは小さな弧を描いた
相手の手元に辿り着くまでに少し時間はかかったものの
すぐさま大きな弧を描き飛んで行く
見上げた先には入道雲
その白い雲に白い球が合混じって消えた
夏の青さにみとれていた僕を現実に戻したのは
プールに飛び込んだボールの音だった
こんなもんか?って道具のせいにして
性懲りも無くまた
僕は
小さな弧を描いた
あれは暑い暑い夏の日だったかな