焦るな若人

まっ、ゆっくり行こーや

喜びは明日への風に乗せ


悲しみは明日への糧にすればいい

孤独じゃねぇ

自由なんだ


嘘だと思うなら
疑うくらいなら


お前もその首に付いてる鎖を取ってみな


ただちょっとだけ

痛いけどな…

僕はなんで生まれたの


悲しみの果てで


答えがみつからない

風の吹くまま
水の流れるままに

身を委ねるのも良い


それに逆らうのもまたありであろう



最後にはあなたの元にいるのだから

そのつまりは

あれだ。


あれだよあれ


つまりあれなんだよ


あれあれ


あれなんだって





好きなんだって…。

名もなき風が

名もなき花を揺らす


名もなき光を浴びて

名もなき歌を唄う

名もなき僕ら



それでもみんな生きている

１つの物語を終えまた歩き出す。

出逢いと別れを繰り返し

苦しみ悲しみ乗り越えて

強がりを覚える

強くはなれないから


生きるということを
あなたに教わった

こんなにも誰かのことを愛しいと思ったのは

これが最初で最後であるだろう

もっとあなたに触れていたいと

震える手を握りしめた


幸せを感じられる場所はきっと心が知っている

あなたの光に導かれ
辿り着いたよ

もう泣かないから
そんな顔しないで

あなたにもらった幸せとあなたと分け合った愛情は胸の中で生き続ける


また逢おうねって振った手で

今あなたの温もりを感じている

覚えているから大丈夫


いつかまたきっと抱き締めて。

全身で君を感じる

なんて暖かいんだろう

どこにいたって君は

僕を照らしてくれる


さぁ夜が明けるよ

僕は何も知らない
僕は何も知らない…


あなたが突然流した涙のわけ
知らない…

あなたが放った言葉の意味
知らない…

あなたが感じた孤独や不安
知らない…



砂からすくった砂は指の隙間を抜け砂に戻るのに


あなたからすくったはずの僕はあなたの元には戻れない


それさえ知らず…

僕は

何も


知らない…


何も