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灰色の部屋


[65] 何となく
詩人:灰色 [投票][編集]

この風に、この空に、

想いを投げ出して。

文字の躍るスケジュール帳、放り出して。

堅苦しい、揃いの制服脱ぎ捨てて。

人の視線、振り切って。

他人より、自分の美意識に拘って。

人が自分をどう見てるか、ではなくて
自意識が自分をどう見てるかを気にして。

猫のように気まぐれに。

鳥のように自由に。

風のように優しく。

誰より、格好良く。


優しく、やわらかで、強い風に、
蒼く、曇って、雨の降りだしそうな空に、
退屈な誰かの声を聴きながら、他愛なく思う。

2010/02/09 (Tue)

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