詩人:壬治 | [投票][編集] |
心は形にハマらない
公式通りに上手くゆかない
けれどもだからこそ
今は味があるでしょ
恋だって酸い甘い
スパイスのような嘘と誘惑
もう少し楽しんで
あとちょっとだけ道草を。
そうして遠回りしながらも
正しいルートで君に出遭えた
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与えられた体の中で鼓動する心
自分一人の意識のようで
それは果てしない集合体
魂は宇宙という故郷に融けあって
また再び分かれ
現世を旅すると聞く
それはさながら大海原に零れる
一粒一粒の雨の滴たち
なんて壮大なストーリーだろう
シナリオライターは天才だろう
誰かと意見が違っても
違うからこそ面白いやり取り
姿かたち性別も人種や性格も
何もかもが違うから
この世の多様性は奥深い
元をたどれば同じ海に遡るように
君とも何処かで繋がっているのかな
世界は不思議と謎ばかり>>
深刻に悩んで眉など顰めたって
広い宙の中では取るに足らない
君は本当は答えを知っている
君の魂が答えを知っている
この一生を懸けて解き明かす
実験をしたいと僕は思うんだ
ぞんざいに捨て扱うことも
大切に繋いで守ることも
いずれにせよ己が決めること
生かし方を知らずとも生かされている
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無言の世界にこだまして
その瞬間ふたりは石になったよう。
なんて素敵なあなたの名前
わたしは何度も呟いて
そのたび新鮮な気持ちにゆれうごく
ちいさなちいさな音
心が寝返りを打つような
沁み入るような
そんな音がきこえたよ
それはあなたの優しさ
あなたの温もり
包み護るすべての現実
ありがとうと叫んだなら
空っぽだった心もいっぱいになった
あなたの力がわたしを生かすの
夜だってもう動じない
あの月がホラ傍にいる
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それはさながら、亡霊のようだね
いま生きて居るのに
自らその事実を忘れ
ときに死を思いながら
生きるということを求める
闇が心を奪うとき
スポットライトみたいに
そっと、照らしたい
もう言葉は要らないね?
だって、光のあたたかさに
気づいてるでしょう?
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今日はここにいたいよ
ぜんぶを捨てちゃっても
頷きたくなるほどに
なんだかとても
居心地がいいから
眠いときに眠って
食べたいときに食べて
愛したくなったら
愛しあえばいい
このまま夜明けまで
のんびりしてようよ
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味見もしないままで
こうして溶けていくのかしらと
不可思議なうわごとに
ぼくは眠りを邪魔された
窓の外にぼんやりと
恋人たちの素敵な時間
なんとなく届きそうな
でも無理めな感じの
そんな切ない距離感...
この世界はめくるめく。
誰にとっても美しいのかしらと
取り憑かれたように彼女
叫んで全部ひび割れた
見たくもないのに視えてしまった
知りたくもないのに
識ってしまった
ぼくは...
夜空を埋めつくすほどの
悲しみであの星は
よりいっそう強く
光り輝いてみえるから
いつかの光を届けるために...
いつかの想いを叶えるために...
喧騒の中でもきっと
眼を閉じればまたスリップ
踊り疲れて眠るような
ゆうべの二人の
目まぐるしい痛み
幸福の鮮やかさを
思い出したいだけだよ
窓の外にぼんやりと
思い描いた未来を夢見た
よそ見しないで
もうすぐ来るはずだよ
背伸びするより
ありのままの弱さ抱いていたい
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姿勢を正して生きてきたけど
報われないことも多すぎて
投げたくなるよねそんな人生
でも負けを認めるのが勝ちってわけじゃない
戦い続ける意志を褒めてよ
たまには下を覗き込んでみてよ
ここでこうして踏ん張っている
愛が欲しくない人間なんていない
溢れんばかりの目映さを抱いて
生まれてきたはずの僕ら
抱きしめてくれたひとを
その温もりを心は覚えている
腐りかけでも味があるんだ
モノ好きだって中にはいるだろう
祈りもたまには救いになるかもね
見えないものを信じる貴さをいま
詩人:壬治 | [投票][編集] |
衝撃の連続!
致命的だよ、もぉ
ダウン寸前の心
くらくら気が狂いそう
神様が決めるのは
試合時間
タオルを投げるのは
自分次第
ノックアウトしてくれ
内向き志向
マイナス思考
弱虫で終われない
死んでしまえば
いっそ楽になれる
という盲信
にも似た迷信。
無様なじぶんを
さらけだしても
会いたいひとに
会えなくなっても
どんなときでも
延命できる道を
選ぶほうがなんか
カッコいいかんじ
致命的だね、まぁ...
やれるとこまでいくさ
週末の予定は
既に決めてあるのだ!
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本当は臆病な自分を隠して
今日も明日もここに居たくて
なんとなく本音を伝えられずに
また猫背気味にうつむいている
遠慮がちな拙い生き方は
君を安心させることも
みんなを満足させることも
恐らくは出来ないけれど
暗転したままの舞台にあがる
これから照明がわたしを照らす
見ていてください
一粒の勇気で廻り出す宇宙
本気の恋という賭け
詩人:壬治 | [投票][編集] |
ありったけの愛と想いを
ひとときに乗せるように!
うたい紡ぐこの人生
失いたくはない
もっとすてきなユメをみたい!
本当の自分知りたい
世界の裏側までも
覗きたい