詩人:壬治 | [投票][編集] |
ハートなんていらない
傷つくだけなら
脳みそなんていらない
苦しみだけが
すべてなら
愛がそこに在っても
ぜんぶ拒むひと。
言い訳を禁じても
出せる答えに
限りがある
もしこれが世界の
すべてなら
私とっくに死んでしまってるよ
ときどき隠した
本音をみせて
ほんとに言いたいことは
やりたいことは
なに?
もう少しだけ息をして
それなりの真実探りあて
分厚い鎧をここで燃やして
いまは預けて
ひとときお休み
だってそれが世界の
すべてなら
幸福という言葉は生まれない
期待も希望も
どこにもないなんて
そんな台詞は
決して言わせない