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壬治の部屋


[5] 深呼吸
詩人:壬治 [投票][編集]


ふりあげた拳で何を壊そうか
その指先でどんなものを創るのか

守るも傷つけるも一瞬
すべては委ねられたこと
なら、これからをそんなに
悲観することもない気がして

開け放った窓辺から
差し込む光と頬刺す風
ひんやりと、現実を知っても
今日だってまだ呼吸している

あの日の涙を笑顔に変えたい
それだって立派な生きてく理由

生きたい理由

もう少しあとほんのちょっと少し
藻掻いて息継ぎをマスターするんだ

2015/04/28 (Tue)

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