ホーム > 詩人の部屋 > 壬治の部屋 > アカツキの魔法

壬治の部屋


[53] アカツキの魔法
詩人:壬治 [投票][編集]

無言の世界にこだまして
その瞬間ふたりは石になったよう。

なんて素敵なあなたの名前

わたしは何度も呟いて
そのたび新鮮な気持ちにゆれうごく

ちいさなちいさな音
心が寝返りを打つような

沁み入るような
そんな音がきこえたよ

それはあなたの優しさ
あなたの温もり
包み護るすべての現実

ありがとうと叫んだなら
空っぽだった心もいっぱいになった

あなたの力がわたしを生かすの

夜だってもう動じない
あの月がホラ傍にいる

2015/07/04 (Sat)

前頁] [壬治の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -