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壬治の部屋


[97] タイムリープ
詩人:壬治 [投票][編集]

それからのボクは
ひとりになってからのボクは
自由のようで
いつもさびしかった

しつこく何度も
おんなじ痛みを
甘噛みでまた思い出す

怖いものなんて何にもないと
胸張れることは
若さ故に素晴らしかったね

いろいろなことが
あったはずなのに
今となっては何も
なかったような気もするし。

泣き顔を知らない
微笑みを知らない
忘れてしまった思い出せない

いま来た道さえもう戻れない
つい1秒前ですら
過去の話と呼ばれるなんて!

タイムリープする方法があれば
今度こそあの人を
こころから大事にできるのに

あぁ...!

2015/09/30 (Wed)

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