砲撃はアザギ色、硝煙の匂い音は無音、とうの昔に聞こえなくなった地が震えた 砲撃がどこか地を貫いた土色した色彩と所々散らばる赤標準を合わせる真っ黒な瞳銃口から覗き込んだ僕は、どんな表情をしている?砲撃はアザギ色、消えかけているそらの色銃口が飛沫をあげた 目覚めれば赤ばかり春はすぐそこまで、
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