ホーム > 詩人の部屋 > はちざえもんの部屋 > ギリシアの丘から

はちざえもんの部屋


[44] ギリシアの丘から
詩人:はちざえもん [投票][編集]

月明かりよりも眩いものを 未だ見たことがない
深い闇を僅か映す  灯火

丘から見る白い町並みは やはり異国
交わす言葉も また異国
今宵の綺麗な月明かり 
あぁ、故郷で見た 昔見た  あの匂い

夏に埋もれた詩を歌う  
失くしたものの空白の埋め合わせに

月明かり 静寂を守るよに そこに佇むばかり
僕はといえば 孤独に怯える逃亡者
意味もなく微笑むように そこに佇むばかり
夜風は波音と共に  少なからず僕を狂わせたsmile

2007/11/29 (Thu)

前頁] [はちざえもんの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -