あなたがいなくなったのは月曜日の事で、火曜日はまだそれに気が付かずにいた。ようやく異変に気が付いたのが水曜日。木曜日にはまだ何かの間違いとも思えたけれど、不安が確信へと変わった金曜日。取り立てて変化もなく仕事に追われた土曜日。日曜日にはただ無為な時間を延々と過ごした。一週遅れの涙が頬を伝う時、二人の思い出を振り返るの。私とあなた、あなたと私。そしてまた月曜日が始まる。
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