詩人:さんだーそにあ@ | [投票][編集] |
君がいつも着ていた
真っ白いコート
雪より儚くて
純白な君によく似合っていたね
君と離れてから僕は
視界に白いモノが映るたびに
逃げるように道を外すんだ
なんで僕は
君のこと諦めたのに
こんなにも必死なのだろう
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なんで黒は悪で白が善と思われるのだろう
これは色に対する差別
当たり前のように色を見ている
けれど本当に見ただけの色が本当の色なのだろうか
良く見てみるといい
でないと赤を青と言ってしまうこともありえるのだから
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目標を立てて
頑張って諦めないで
やっとの思いでそこに到達したときの
忽然としたやるせなさ
君を好きになると決めて
粘って諦めないで
やっとの思いで気持ちを伝えようとしたときに
すでに一人身じゃなかったときのやるせなさ
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人はだれでも色を持っていて
年をとるごとに薄くなって
死ぬときにはだれでも同じ灰色になって死んでゆく
嬉しいときには明るい色に染まる
恋をすればハッキリと赤く染まっている
色は言い訳のきかない気持ち
一番色がきれいなときに
一番やりたいことをやっている
でも困ったことに
そういう大切な色ほど名前がない
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私は私以外の女性が嫌い
友達も親友もクラスメートもだし
先生や部活仲間や芸能人も一緒だし
街ですれ違う赤の他人も全部同じ
彼が私以外の女性に視線を向けるだけで
私は極寒の中で一人ぼっちにされた気分になる
そんな妬み味の「焼きもち」
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日記を書く
今日一日が文字になる
・・・。
数えてみると随分少ない
少しだけ苦笑い
なるほど
これだけ短いのなら
退屈だと言う感想も仕方がない
詩人:さんだーそにあ@ | [投票][編集] |
僕はあいつのことが嫌いだ
人前で他人の悪口を平気で言うし
我がままで自分勝手に振舞うし
真面目な僕とは正反対だ
僕はあいつのことが大嫌いだ
それなのに
毎日あいつのことを見ている
嫌悪よりは羨望の眼差しで
詩人:さんだーそにあ@ | [投票][編集] |
そんなに歩き廻って
どこに行くの、何を持ってるの?
折角作った自前の地図
どうして見えないの、使わないの?
君の目が前に付いているからって
必ず前を見てるわけじゃない
タダで色々手に入ることはあるけど
それを無くさないようにするのはタダじゃない
詩人:さんだーそにあ@ | [投票][編集] |
久しぶりにキミに会う
相変わらずキミは同じことをいう
会えて嬉しい とか
居ないと寂しい とか
僕は素直に嬉しく
無条件でその言葉を受け止めていたけれど
今日ふと思ってしまった
その言葉はまるで機械のようで
その笑顔はまるで人形のような と
キミは本当に
僕のことを思ってその言葉を言っているの?
それとも
機械のような社交辞令なの?
どうなんだよ・・
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『どうしたの?こんなところで』
「何もしてないよ。ただここで星を見てるだけ」
『ふーん、綺麗な星空だね』
『ねぇ』
「うん?」
『星って下から見上げるとキラキラ輝いてキレイだけど、星から見た私達ってどう見えるか分かる?』
「星から見たら、か。そうか、考えもしなかったよ。見てるってことは見られてるってことでもあるんだね」
『それで?』
「やっぱり、星から見た僕達もやっぱり星に見えるんだと、思う、違うかな?」
『言っていることは正しいよ。それは間違いじゃない。でも星が見てる星って、惑星とか世界とかそういう大きいものじゃなくて大好きなただ一人のことなんだよ』
「へぇ、だったら僕を見ている星もあるってこと?」
彼女はゆっくりと頷き
ゆっくりと消えていった
僕は驚かない
結局は彼女は誰だったのか、何だったのか、
僕は知ることは出来なかった。
考えたいことも
考えるべきことも
考えたくないことも、山程あって
ちょっと避難してみた立ち入り禁止の屋上で
僕は星を見ていた
見詰め合っていた